
セラミック治療では、見た目の美しさだけでなく、精密なフィット感が求められます。そのためには、「歯茎の状態」が非常に重要なポイントになります。
歯茎が腫れていると型取りがうまくいかない?
実は、歯茎が炎症を起こしていて出血していたりすると、セラミックの被せ物(クラウン)のマージン(=歯と歯茎の境目のライン)を正確に記録することが難しくなります。
その結果…
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被せ物が合いにくくなる
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歯茎との境目が不自然になる
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再度作り直しが必要になる といったトラブルが起こる可能性があります。
健康な歯茎で「きれいなマージン」を目指す
型取りの前には、必ず歯周病の検査やクリーニングを行い、出血や腫れを改善することが基本です。
さらに当院では歯茎の状態を安定させるための仮歯(プロビジョナルレストレーションといいます。)を一定期間装着して、歯茎の状態の改善を図ることもいたします。
健康な歯茎で型取りをすることで、以下のようなメリットがあります:
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マージンがきれいに入り、仕上がりが自然
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セラミックがぴったりフィットし、長持ちしやすい
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治療後の違和感や再治療のリスクを抑えられる
歯茎の治療が先?セラミックが先?
よくあるご質問ですが、基本的には歯茎の状態を整えてからセラミック治療に入るのがベストです。
例えば:
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歯ぐきの腫れや出血がある場合 → クリーニングや歯周治療を先に行います。その間、適切な形態のプロビジョナルレストレーションを装着し、改善を図ります。
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歯茎が痩せている/下がっている場合 → 歯肉移植などの対応が必要なこともあります。
セラミック治療を美しく・長持ちさせるために
池袋きのした歯科・矯正歯科では、見た目の美しさと歯周組織の安定性の両立を大切にしています。被せ物をより自然に、長く快適に使っていただくためにも、
▶ 歯茎の健康状態のチェック ▶ 適切なタイミングでの型取り ▶ 精密なマージン設計
を徹底しています。
装着した後も、定期的な来院時にかみ合わせのチェックやマージンの状態を確認して、セラミックが口腔内で長期的に安定して使用できるように尽力します。
セラミック治療をご検討の方は、まずは一度ご相談ください。